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活動地域からの声【第八回】
2013-01-30
今回はトムノッタクン村に住むミェット・ムンさんをご紹介します
ムンさんは幼い頃にはフランス植民地時代を体験し、大人になってからは内戦を経験しました。大変な思いをされて来た方ですが、思い出せる限りのことを思い出して、ご自分のことを語って下さいました。
 
私は1944年2月21日 バッタンバン市街地に生まれました。
現在はトムノッタクン村に住み、農業を営んでいます。
 
子どもの頃は学校に通っていたのを覚えています。そしてカンボジアは植民地時代 から解放され、自由で、発展を始めていました。
1970年、私は結婚をしました。妻と幸せな新婚生活を始めた矢先、急に内戦が起こ りました。しかし、クメール・ルージュは私たち家族を引き離さず、しばらくは一緒 にコミューンで暮らすことができました。
しかし3年が経ったとき、家族は引き離され、離れ離れになりました。私には7人の 子どもがいましたが、うち4人は内戦の中、死んでしまいました。
 
そして1973年、私は安全を求めてタイ国境周辺にあった難民キャンプを目指しました。 やっとたどり着いた難民キャンプの混乱の中、私は妻と偶然にも再会することができた のです。最初に妻を見たときは、お互いに誰だか、すぐには分かりませんでした。それ ほどまでに私たちはやせ衰え、別人のように惨めな姿になっていたのです。しかし、 妻だと分かって、私たちはお互いに抱き合い、涙を流し合て喜び合いました。言葉を交 わしたかどうかも覚えていません。それほどまでに嬉しかったのです。
 
1992年のパリ和平協定後、各地を点々としていましたが、1997年にここトムノッタク ン村にやってきました。そして、残った3人の子どもたちを探し出し、今は同じ村の中 で農業を営んでいます。
今はとても幸せです。子どもたちはそれぞれ家庭を持ち、妻も健在で一緒に農業をし ています。平和で、戦火に怯えることもありません。
村の中の道が良くなってもっと便利になるといいですね。そして村全体が幸せになれ ることを望んでいます。
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