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スタディツアー報告 第3回

農業祭

GEJの主な活動のひとつに、農業訓練があります。地雷除去後の土地に暮らす農民たちが自分たちで作物を栽培できるように農業技術を教える活動です。
 
ツアー4日目は、支援村での農業祭に参加しました。スタディツアーのメインイベントのひとつになります。
農業祭は、その農業訓練で収穫できた作物を集め、品評会を行うイベントです。
今年は、GEJが昨年建設したオータコン小学校にて開催されました。
 
ツアーメンバーは日本の味として、いなり寿司と太巻きを作って農民たちに振舞いました。実は、この農業祭のために、ツアーメンバーは前日夜にホテルでいなり寿司を300個ほど作って農業祭に挑んでいます・・・!
さらに当日は太巻きを現地で作って振舞いました。
 
【ホテルでいなり寿司を作る様子】
【現地で太巻き寿司を作る様子】
農業祭には、約500人の農民たちや子供たちが参加して、大にぎわいでした。
色とりどりの野菜や果物、そして元気に育った鶏も品評会に出されていました。
【出品された作物たち】
【出品されたものを見て回るメンバー】
どれも大きく立派に育っていて、農業訓練の成果が良く見えます。
5年前にスタディツアーに参加したメンバーは、当時はここまでたくさんの作物が出ていなかったと、非常に驚いていました。
 
私は広報担当として、カメラを片手にイベント会場を歩き回っていましたが、農民たちは生き生きとした笑顔をしていました。出展した作物を見ているとうれしそうに笑ってくれて、とても感情豊かに接してくれました。収穫した果物をひとつもらって食べてみたところ、みずみずしくてとても甘く、本当に美味しかったです。
農民たちはクメール語なので、もちろん言葉はつながりません。
それでも笑いあい、ジェスチャーすることで、農民たちとコミュニケーションをとることができました。

支援成果の視察

ため池

農業祭のあとには、ため池の見学や道路の見学、農業訓練の現場など、GEJが支援した場所の視察をしました。
農業祭が行われたオータコン小学校のすぐ裏にある、今年完成したため池を見学しました。
【ため池を見学するツアーメンバー】
横30m縦40mのため池を間近で見ましたが、思っていたよりも大きくて驚きました。
訪れた当時は、まとまった雨がしばらく降らずに水不足であったため、池の中には水がほとんどありませんでしたが、この池いっぱいに水がたまったら、どれほどの人が助かるのだろうと思いを馳せました。
 

道路整備

【現地のアース道路 くぼみが各所に】

   

【GEJでラテライト化した道路 平らになっている】
GEJが整備した道路も見て、実際にバスで通りました。
 
バッタンバンの農村部は、ほとんどが未舗装の土の道路です。その道路を活動成果の視察で村々をバスで走った際に、あちらこちらにあるくぼみにタイヤがはまって、何かをつかんでいないと耐えられないほどの揺れを体験しました。
カンボジアの土は粘土質なので水はけが悪く、雨が降るとぬかるんで、その上を車やバイクが通るので、道がすぐにえぐられてしまうのです。これは通行しづらい・・・。
 
GEJはそんな道路にラテライトを敷き詰め、水はけの良い頑丈な道路を作っています。GEJが整備した道路を走ったときは驚くほどに振動が少なかったです。

家庭菜園

農業訓練のひとつ、家庭菜園訓練を受けている農家を見学しました。
【菜園の生育状況を見学】
【農薬作りを農民にレクチャーしていました】
家庭菜園をする農家にはきゅうりや冬瓜、長インゲンなどが実っていました。私たちが訪れたときには農薬作りのレクチャーをしており、多くの農民たちが、農薬の作り方を学んでいました。

きのこ栽培農家訪問

次に訪問したのは、きのこ栽培農家。この農家は、きのこ栽培訓練に参加し、実際にきのこ栽培で成功して多くの収入を得ることができるようになったモデル農家になります。
【きのこを栽培している小屋】
【小屋の室内】
きのこ栽培をしている小屋を見せてもらうと、蒸し暑くて薄暗い中でたくさんのきのこが育っていました。この農家では、きのこの売り上げが1ヶ月に400ドルから500ドルであり、新しく家を建て替えたりして暮らしを豊かにしていました。

養鶏農家訪問

また、別の日には養鶏農家にも訪れました。まず敷地内に入るための消毒をしました。鶏を病気から守るための対策がしっかりとされています。
【敷地内に入るために靴を消毒】
【養鶏私設見学】
養鶏訓練ではワクチン接種や栄養管理、飼育環境の改善などを指導しています。訪問した農家では、訓練を受ける前に比べて、病気にかかって死んでしまう鶏の数がかなり減少したと話していました。
 
 
日本のように水道が通っていて、当たり前に水が出るわけではない現地の農業。水を雨に頼っているため、雨が降らないと作物が育たない、家畜の飼育が困難になるなど、過酷な状況で農民たちは生活しています。
そんな中でも、農民たちは笑顔を絶やさず、獲れた作物に喜び、笑いあっている姿は、非常に力強いものを感じました。
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